Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.5/f.3 蓮華院清香(Sayaka Rengein)

Sayaka Rengein

《No.5/f.3 蓮華院清香(Sayaka Rengein)》

『Avaloncity Stories』第三部の登場人物。3代目アスターティ・フォーチュンの同い年の親友。アルビノの可憐な美少女。東方の島国 蓬莱 ホウライ の名門蓮華院家の魔法戦士 蓮華院清隆 れんげいん きよたか の一人娘。アヴァロン帝国の女性宰相オースリン・フォーチュンの養女になったアスターティを追ってアヴァロンに渡り、アヴァロン大学に入学する。

 病弱で非力な身体だが、魔力が優れている。実は彼女は、第二部のフォースティン・ゲイナーの生まれ変わりかもしれない。清香もフォースティンのように温和な人柄だ。第一部『恋愛栽培』の主役カップル花川加奈子と蓮華院秀虎の遠い子孫の一人であるが、第二部のアヴァロン連邦初代大統領アーサー・フォーチュンの子孫でもある。もしかすると、第二部のフォースタスとアスターティの血も引いているのかもしれない。

 物心がつく前に母を亡くし、父はしばしば旅に出ており、アスターティと共に 泰夏 タイシャ の趙蘭(ランスロットファルケンバーグ)将軍の家で養育されていたので、家族愛に飢えているが、表向きには明るく健気に振る舞っている。彼女はアスターティと同い年だが、どちらかというと清香の方が妹分のようだ。ただし、いわゆる「妹キャラ」的なあざとさはない。

 

 11月9日生まれ。身長158cm。好物は水ようかん、そばがき、鮎の塩焼き。彼女の生きる時代からして、こんなもんだろう(フォースタスやアスターティらのプロフィールにある好物は、第二部を基準にしたものである)。少食である。美少女ではあっても、赤目白髪のアルビノの容姿ゆえに、奇妙な目で見られる事が少なくない。それゆえ、外出時には肌の露出が少ない格好でフードをかぶる事が多い(日光から身を守るためでもある)。

 魔法戦士としての彼女のマスコット(使い魔)は、小さな白い狐である。その狐の名前は〈 凛華 りんか 〉という。奇しくも、『恋愛栽培』に登場した「悪役ギャル」 浜凛華 はま りんか と同名だが、当然両者は無関係である。狐の凛華はその身体の小ささからして、かつての地球の日本で言う「 管狐 くだぎつね 」のような存在だろう。

 清香は幼い頃から精霊たちが見えており、会話をしていた。無論、アスターティも同様だったが、彼女たちは精霊たちの加護を受けている。狐の凛華は、清香が幼い頃からの付き合いである。

 

 人形はボークスCヘッドとオビツ27cmノーマルボディを使用。実はこのヘッドは二代目で、初代ヘッドは父・清隆の人形に用いる事にした。この父親は秘宝を巡って世界中を駆け回るが、詳細は不明である。一説によると、〈聖なる星〉地球から伝わる〈聖杯〉が関係しているようだ。

 第三部の惑星アヴァロンはいわゆる「剣と魔法」の世界だが、第二部時代のテクノロジーも一部で保たれている。その一つが超巨大宇宙移民船アヴァロン号の後身である空中都市〈ヒメルシュタット〉である。ここに〈聖杯〉なるものがあると言われているが、真相は不明だ。第三部のアスターティは、果心と緋奈によってヒメルシュタットから地上に連れ出された。  もしかすると、清香の母親もまた、アスターティと同じく「天界の者」だったのかもしれない。彼女の遺品の首飾りは、それを知る手がかりであろう。清香はそのお守りを通じて亡き母に語りかける。アイヴァン・レイ・シャホウの子孫率いる空賊もしくは航空傭兵団である〈ステイゴールド血盟軍〉は彼女を助けるが、それは彼女の父・清隆との盟約があるからだ。


【宇多田ヒカル - Stay Gold】