Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

伊達男フォースタス

伊達男フォースタス①

 我がライフワーク『Avaloncity Stories』のメインヒーロー1号、フォースタス・チャオ(Faustus Shota Chao)の伊達男姿である。なぜ「メインヒーロー」が二人もいるのかは、要するに彼らのストーリー全体における重要性がほぼ互角だからだ。

 もう一人の「メインヒーロー」果心居士(すでに『恋愛栽培』に登場している)については、そのうち当ブログで扱うだろう。ちなみに、フォースタスとアスターティは、第一部・第二部・第三部では全くの同一人物ではなく「生まれ変わり」の関係だが、果心と緋奈は全パートで同一人物である。

 見かけからは想像がつかないかもしれないが、彼は第一部や第二部ではかなり壮絶な体験をする。第一部の彼は「始皇帝が最も恐れた男」なのだが、そんな彼が後に始皇帝を「育て直す」とは、思いも寄らない事態だった。

伊達男フォースタス②

 フォースタスが持っている本は、アゾンの旧サアラの付属品だったが、中には何も印刷されていない。まあ、コストがかかるし、わざわざ中身を印刷する必要もないね。

 初代フォースタス・チャオは、中国戦国時代の趙の武霊王の息子で、平原君趙勝の異母兄である。彼は母方の血筋により、生まれついての「仙人」なのだが、それゆえに秦の始皇帝との因縁がある。

 二代目フォースタスは、未来の植民惑星〈アヴァロン(Avalon)〉の売れっ子作家であり、人造人間〈バール(baal)〉であるメインヒロイン1号のアスターティ・フォーチュン(Astarte Fortune)の夫になり、第三部のいくつかの有力な氏族の祖先となる。

 そして、第三部のフォースタスは第二部のフォースタスの子孫であり、魔法戦士である。

伊達男フォースタス③

 着替えた途端、イケメン度が上がったな(笑)。我が家は特に、男性ドール服が不足している。フォースタスもこのコーディネートの前は、しばらく着たきりスズメだったのだ。

 このシャツとネクタイとパンツのセットは、アマゾンで購入したのだが、このパンツにはなぜかベルトループがなく、代わりにウエストに極細ゴム糸が通っており、それを結んでズリ落ちないようにした。そのうち、カナリヤかユザワヤなどの手芸店で、ベルトループの材料となる何かを買ってきて縫い付けたい。なしてベルトループを付けなかったんだ、このメーカーさんは?

 こういうコーディネートは、当人のイケメン度を引き上げる。ホント、買って良かった。座右の銘は「奇貨居くべし」…と、言いたいところだが、こちらの経済状況次第では、泣く泣くあきらめざるを得ない事態もある。ちなみに当人が抱えている本は、アゾンの旧サアラの付属品だった。

伊達男フォースタス④

 この撮影セットは、最初アマゾンで見つけたが、タイミングが合わず注文出来なかった。しかし、後に運良く楽天で見つけて購入出来た。これは組み立てと解体が簡単に出来るものであり、リバーシブル仕様だ。壁と床の表はこのようにカラフルだが、裏面はオフホワイト無地のものである。

 それで、シチュエーションに合わせて、壁と床を取り替えられたのだ。ただし、その後組み立て直しに苦労したので、「二度と解体なんぞするものか!」と腹を立てた私は、はめ込み部分に瞬間接着剤を注いで固めてしまった。私はさらに、この撮影セットを販売した工房さんの1/6和風ドールハウスも購入した。

伊達男フォースタス⑤

 かっこつけポーズ(笑)。ドールスタンド抜きで人形をうまく立たせるのは難しいのね。

 フォースタスの人形は、ボークスの1/6ドルフィー「NEO剛」の素体とヘッドを使っている。髪色がメッシュ状態なのは、元々植毛されていたのとは微妙に違う色のドールヘアを追加植毛したからだ。短髪キャラクターを作るのは難しいのね。

 短髪キャラクターを作るための方法の一つとして、レース編み用の糸を植えて刈り込むというのがある。アスターティを慕う「少女戦士」ヒルダ・マーズ(いずれ、当サイトでも紹介記事を載せるハズだ)に至っては、極細毛糸を植えて丸く刈り込んで「なんちゃってアフロヘア」にしているが、素人の私にはサラン樹脂のドールヘアをアフロにする技術がありません。

 撮影セットは、最初はアマゾンで目をつけていたものだが、楽天市場で注文したものである。壁の裏はオフホワイトで、リバーシブルで使える…と思ったが、解体と組み立て直しを繰り返すのが面倒になったので、カラフル水玉模様を写真通りに内側にしたまま、接合部分に瞬間接着剤を注いで固めた。

伊達男フォースタス⑥

 フォースタスのモデルは何人かいる。主に『ファイブスター物語』のレディオス・ソープ、『ああっ女神さまっ』の森里螢一、そしてアーサー王伝説のマーリンや『三国志演義』の趙雲だが、さらに第二部の売れっ子作家としてのフォースタスには、原田宗典氏や冲方丁氏などのイメージも入っているかもしれない。

 ちなみにフォースタスの中国語名は「趙翔(字は子鳳)」だが、趙雲(字は子龍)のパロディであるのが明らかだ。「趙翔」は元々はコーエーの『三國志Ⅲ』で新武将として登録したキャラクターだが、当時の彼は武力が低い軍師タイプだった。

 このフォースタスの人形は、25歳という設定(すなわち改訂版『ファウストの聖杯』終盤の時点)だが、良くも悪くも若々しい。女顔ヘッドではないのだが、横顔が少年性を感じさせる。外見的にも内面的にも、5歳若いアスターティとの年齢差は感じられない。まあ、おかげで対等な関係がうまくいくのだろうな。

伊達男フォースタス⑦

 どことなく、あどけなさを感じる横顔。第二部のフォースタスは、元々アスターティより10歳年上だったが、ツイッターなどで、年の差恋愛を扱うフィクションに対する批判をいくつか見かけたので、考え直した。それに、このフォースタスは外見的にも内面的にも若過ぎるので、アスターティとの年齢差は5歳違いに変更した。

 それゆえに、小説『ファウストの聖杯』並びに『Fortune』の改稿をするようになったのだが、この二人の年齢差以外にもいくつかの変更点がある。改訂作業を終えたら、メインサイトや各ブログや小説投稿サイトにドンドン投稿していく予定だが、「小説家になろう」には、あえて改稿前のヴァージョンも残しておく。

 この子の髪が微妙なメッシュ状態になっているのは、増毛用のドールヘアが元々植えられているのとはちょっと違う色だったからである。他にも同様の髪色になっているキャラクターとして、『ファウストの聖杯』『Fortune』に登場しているフォースティン・ゲイナーやサーシャ・スチュワートがいる。

伊達男フォースタス⑧

 この靴は多分、アゾンの製品だったハズである。そう思っていたが、実はボークスの製品だった。「WTG-BOYFRIENDS」の靴だ。これは女性キャラクタードールとアウトフィットのシリーズ「Who's That Girl?」の男性版だったのだが、今のボークスの1/6ドール部門がかなり縮小されているので、以前のようにはドール服を気軽に入手出来ない。

 アゾンもピュアニーモ対応型以外のドール服を入手しづらくなってしまったが、そのアゾンの新型ピュアニーモ「エモーション」ボディが気になる。今ある「フレクション」ボディよりもかなり使い勝手が良さそうだぞ。

伊達男フォースタス⑨

 少年よ大志を抱け。なんてね。

 今の1/6ドール界は、2000年代前半と比べるとずいぶんと寂しくなったが、それゆえに、ドール服やその他付属品を入手するのが難しくなっている。この靴はボークスの商品だが、赤い靴下はジェニーの付属品を無理やり履かせたものだった。

 ヤフオクやメルカリなどのネットオークション並びにフリーマーケットアプリで、良いなと思った商品を見つけたらお気に入り登録しておくが、実際に買えるかどうかは運次第だ。


【ORIGINAL LOVE - 接吻】

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