Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.7/m.3 ショチピリ/ロジエ・マニャール(Xochipilli / Rosier Magnard)

Xochipilli

《No.7/m.3 ショチピリ/ロジエ・マニャール(Xochipilli / Rosier Magnard)》

『Avaloncity Stories』第二部のアヴァロン連邦政府の研究機関〈アガルタ〉生まれの男性型バール。ショチケツァルの双子の兄。トラロック、コヨルシャウキの弟(同じ人工子宮で生まれたバール同士は兄弟姉妹扱いされる)。官製バールでありながらも民間製バールのような人間離れした髪や目の色を持つのは、兄トラロックや妹ショチケツァルと同じ。

 愛らしい美少年。第三部にも彼に似た人物が出てくるかもしれない。彼らもまた、常人以上の知力や身体能力を持っているので、それ相応の活躍があるハズだ。というか、ある程度重要なバールはたいてい、第三部に子孫がいる。それは官製も民間製も問わない。

 

 4月28日生まれ。身長170cm。好物はフライドチキン、握り寿司のエンガワ、ソーキそば、ブルーハワイシロップのかき氷。成人後は、妹ショチケツァル共々軍人ではなくアガルタの職員になる。彼らも〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉によって、天然の人間たちとの間に子孫を残すようになるのだ。無性愛者並びに性嫌悪の場合は、人工授精に頼る事になる。

 ショチピリは多くの天然の人間女性たちとの間に子供を作るが、前述の通り人工授精で子供を作るので、別に浮気者ではない。それはさておき、フォースタス・マツナガ博士は「旧式バール」ゆえに生まれつき無精子症なので、アガルタの関係者たちは博士のプレイボーイぶりに対して「もったいない」と思っている。ただし、マツナガ博士以前の世代のバールたちの中にも、生殖能力を持つ個体がいた可能性はある。

 天然の人間たちとバールたちの「再統合」を目指す〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉とは、マツナガ博士誕生以降に発足したものである。それ以前は、いわゆる「フランケンシュタイン・コンプレックス」に基づいてバールたちの生殖能力が制限されていたが、人道的な問題があると見なした一部の人たちが疑問を呈したのだった。

 

 人形は、オビツ27cm女性用02ヘッドとボークス1/6青年素体の組み合わせ。髪は白とピンクのドールヘアをミックス植毛している。オープンマウスは、ナイフや紙やすりで削って作ったのだが、難しい。

 ボークスの1/6少年&青年素体は現在は入手困難だが、さらに厄介な事に、似合う服を見つけづらい。男性素体としては中途半端な体型だから難しいのだろうか…? いわゆる「男の娘」キャラクターを作るのには向いていそうだが、ロジエ自身は男の娘ではない。まあ、そもそも女性キャラクター用ヘッドを使っている時点で女顔なんだけどね。

 私は人形を作った時点では官製バールと民間製バールの容姿の違いについて全く考えていなかったので、今さら頭を抱えている。物語上でも、着せ替え人形としても汎用性がないキャラクターだというのには困ったものである。ペットワークスさんの『六分の一男子図鑑』用の服を調達すれば、何とかなるかな? まあ、服や靴などの確保の難しさは男性型ドール全般に言えるが、そもそも男性ファッション自体の「限界」という問題もあるだろう。

 今はなきファッションゲーム『コーデマニア』は女性型アバターしか使えなかったが、かつてmixiにあった『コーデマニアプラス』では男女双方のアバターを選べた。しかし、通常版の『コーデマニア』に切り替わる事により、男性アバターが使えなくなってしまった。おそらくは男性ファッションの「限界」こそが最大の理由だろう。しかし、データ流出事件などの問題により、ゲームそのもののサービスが終了してしまった。問題の事件だけでなく、スケジュール管理などの難しさなどもあっただろう。

 競合相手だった『ガルショ』が十年以上経っても健在なのは、『コーデマニア』と比べてスケジュールに余裕を持たせてゲーム開発を行っているからだろう。『コーデマニア』の新アイテム開発にはスケジュールがかなり厳しかっただろう。絵柄やアイテムデザインの魅力が『ガルショ』と互角なので、残念ではある。まあ、『コーデマニア』がサービス終了したからこそ、私は『ガルショ』に乗り換えられたのだけどね。


【LUNA SEA - ROSIER】