Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.9/f.6 ショチケツァル/ロージー・マニャール(Xochiquetzal / Rosie Magnard)10歳ヴァージョン

Xochiquetzal(Rosie)10years

《No.9/f.6 ショチケツァル/ロージー・マニャール(Xochiquetzal / Rosie Magnard)10歳ヴァージョン》

 この女の子は、『Avaloncity Stories』第二部のアヴァロン連邦政府の研究機関〈アガルタ〉の人工子宮〈コアトリクエ/コートリキュー〉から生まれた女性型バール(人造人間)ショチケツァル(愛称はロージー)の10歳ヴァージョンである。同一人物を別の人形として立体化したが、年齢別ヴァージョンの人形が複数体あるのは、現時点では彼女だけである。

 ドール写真撮影は、成人体型ばかりではつまらないので、リカちゃんサイズやもっとちっちゃい子のお人形たちも用意したいのだ。もちろん、小説の登場人物としての需要もある。しかし、まずは物語の世界観あってこそなのだが、私はウェブ小説を書く前は、ドールカスタマイズと物語との整合性を意識していなかった(フォースタスやアスターティなどの主要キャラクターは別だが)。

 

 17歳のロージーと同一人物なので、当然同じ4月28日生まれ。好物は17歳ヴァージョンと同じなので省略する。官製バールたちは基本的に、アガルタ特別区にある学校に通っている。〈ソロモン・プロジェクト〉以降は、バールたちの一般人社会への溶け込みによって、アガルタ以外の地域に進学や就職をするのは珍しくなくなる(すでに、警察官や軍人などがいるが)。

 ちなみにロージーの子供の頃の夢はファッションモデルだったが、実際にファッションモデルになったバールとして、「ネミ」ことネミッサ・ハラウェイ・フォーチュンと「ロクシー」ことロクサーヌ・ゴールド・ダイアモンドがいる。実は、モデル界や芸能界には、アスターティや彼女たち以外にもバールたちが進出しているが、彼らの素性は表向きには明らかにされない。

 私は人形の誕生日は①人形が完成した日②人形に命名した日③小説での設定でのいずれかに基づいて決めているが、この子の誕生日は17歳ヴァージョンが完成した日に決めた。ロージー&ロジエの名前はピンク系(すなわちバラ色)の髪色に由来するが、同じマニャールという苗字の人物が第三部にいる。その人物が、ロージーかロジエのいずれかの子孫かどうかは不明。そもそも、この兄妹の苗字自体が、そのキャラクターにちなんだ後付けなのだが。

 彼ら官製バールたちは(軍人や警察官などの社会人になるためにも)バールとしての名前と人間としての名前を合わせ持つ。アスターティ・フォーチュンはどちらにしても「アスターティ」なのだが、彼女の名前はフォースタス・マツナガ博士の初恋の人ヒナ・アスターティ・マツナガのミドルネーム、並びにアヴァロン連邦初代大統領アーサー・フォーチュンの妻エスター・ナナ・フォーチュンのバールとしての名前に由来する。

 

 人形はオビツ27cm女性用02ヘッドを強引に削り込んでから植毛・ペイントしたが、今一つ「子供」としてのかわいらしさに欠ける。ヘッド選びは重要なのね。あるドールカスタマイザーさんは「ヘッド選びでドールカスタマイズの大半が決まる」と言っていたし、雛人形のCMでも「人形は顔が命」とも言っていたのだから、やはり重要な事には変わりない。

 ボディはボークスのエクセレントミニ素体を使用。17歳ヴァージョンよりもさらに着せ替え人形としての汎用性が低いのは言うまでもない。服自体は、リカちゃんやブライス用のサイズのものを着せれば良いが、ピンク色の髪の毛という時点で、着せ替え人形としての汎用性が低いのは言うまでもない。

 そう、ピンク色の髪の子を作りたいと思って彼女たちを作ったが、やはり、自然な髪色の人形の方が着せ替え人形として扱いやすい。しかし、やはりピンクなどの変わった髪色のお人形の方が作り甲斐があるのね。服のコーディネートだって、いわゆる原宿系ファッションみたいに非日常的なものの方が着せ替え甲斐がある。


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