Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.14/f.11 マリリン・リリー・ゲイナー(Marilyn Lily Gaynor)

Marilyn Gaynor

《No.14/f.11 マリリン・リリー・ゲイナー(Marilyn Lily Gaynor)》

『Avaloncity Stories』第二部に登場する女性ロックミュージシャン。バンド〈フローピンク・アップルズ(Fluopink Apples)〉のリーダー(ヴォーカル兼ギター)。ゲイナー三姉妹の次女(ジェラルディンの妹で、フォースティンの姉)で、二児(アリスとクラリス)の母。姉ジェリーと同じく姉御肌タイプの女性である。

 同業者の男性と結婚していたが、夫の浮気と暴力に悩まされて離婚した。クソ旦那と別れて清々したのもつかの間、大震災で娘たちと一緒に亡くなった。当然、彼女たちが主人公のスピンオフ小説を書ける余地がある。生前は、姉ジェラルディンと同じく、歳の離れた妹フォースティンをかわいがっていた。

 マリリン率いるフローピンク・アップルズは女性ばかりの4人編成のロックバンドであり、音楽ジャンルとしてはパンクロックに分類される。歌詞を含めてフェミニズム的な姿勢の人たちなので、プレスター・ジョン・ホリデイのような極右政党系政治家並びにその支持者たちに嫌われている。それはさておき、この時代の地球人の子孫たちの文明においては、ロックミュージックはパンクロックまでも含めて「伝統芸能」である。

『Avaloncity Stories』第二部の主要人物たちは「地球文明」の後継者である。彼らが伝える地球人文化こそが、後の第三部の世界観を作り上げるのだ。そして、様々な農作物(例えば、トマトやジャガイモなど)もそれによって生き残り、広まっている。第三部の世界における人たちは、第二部に引き続き、かつての地球人の末裔たちであり、自分たちの祖先である地球人たちを「神々」として崇拝している。

 

 12月11日生まれ。28歳。身長163cm。好物はフライドチキン、マカロニチーズ、ソース焼きそば、ビール。かなりの酒豪だが、酒乱ではない。見かけよりは家庭的な女性のようだが、世間の人たちはそう見ない。それでも娘たちにとっては良き母親だったようだ。

 アスターティのバックバンド〈エトラッツァ〉のドラマーであるサーシャ・スチュワートとは、古くからの友人である。彼女たちは共に大震災で亡くなったが、第三部に彼女たちに似た(もしかすると生まれ変わりかもしれない)人物たちが登場するだろう。少なくとも、『Avaloncity Stories』にはいわゆる「スターシステム」がある。

 多分、『Avaloncity Stories』の登場人物たちは、本編とは別の小説の登場人物を「演じる」事もあるだろう。我がフォースタス・チャオとアスターティ・フォーチュンだって、「スターシステム」によってアヴァロン連邦初代大統領アーサー・フォーチュンとその妻ナナを演じるし、さらには『ウマ娘』とのクロスオーバー二次創作小説でも、アヴァロンシティの住民たちはトレセン学園の生徒としてウマ娘化されるだろう。私は『ファイブスター物語』の二次創作小説の中では、フォースタスとアスターティをAP騎士団の騎士として描きたい。多分、フォースタスにはAP騎士団の制服は似合うだろうが、ノイエシルチスやルーン騎士団の制服は似合わないと思う。

 

 マリリンのヘッドは、ボークスNEOヘッドにヤスリがけしてアイモールドと鼻を削ったものに、ホームセンターで購入した蛍光色の水糸(本来の用途は、工事の際に水平線を示すために使用するものである)を植毛したものである。アフロヘアとパンチパーマの中間のような髪型だが、当然、普通のドールヘアを植えた頭だと、このような短髪を表現するのは難しい。舞台化粧のような大胆なメイクは、もちろんステージ用のものである。以前はもっと落ち着いたメイクだったが、我が家のキャラクタードール全般の大々的な再塗装によって、今に至る。

 ボディは同じくボークスのビューティーSボディ(モモコドールとほぼ同じくらいの体格の素体)だが、手をNEO-EBのと取り替えている。なぜなら、ビューティーシリーズの手のパーツは劣化が早い素材を使っているからであり、より耐久性のあるNEOシリーズの手(ボディ本体と同素材)と取り替えている(もちろん、アスターティらもそうだ)。

 かなり派手なメイクだが、もちろん舞台用である。この人もサーシャも、顔の描き方が二転三転しているが、「マリリン」の名にふさわしい口元のホクロは変わらない。しかし、この個性的過ぎる容姿ゆえに、着せ替え人形としての汎用性はなきに等しい。やはり、パンクファッションでないと、このキャラクターらしくないのだ。


【Marilyn Manson - Sweet Dreams】