Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.15/f.12 フォースティン・デイジー・ゲイナー(Faustine Daisy Gaynor)

Faustine Gaynor

《No.15/f.12 フォースティン・デイジー・ゲイナー(Faustine Daisy Gaynor)》

 ゲイナー三姉妹の末娘。ルシール・ランスロットアスターティ・フォーチュンの親友。ルシールとは幼稚園時代からの幼馴染。内気な草食系女子。アヴァロン連邦暦331年生まれ(アスターティより一学年下)。アヴァロン芸術大学に入学するが、大震災で姉たちや姪たちと死に別れる。後にフォースタス・チャオの親友スコット・ガルヴァーニと結婚し、生まれた娘が、フォースタスとアスターティの息子グウィディオン・チャオ・フォーチュンの妻となる。

 姉たちが見事な女傑(というか、猛女)ぶりなのに対して、フォースティンは内向的で控えめな人柄である。そんな彼女に猛烈にアタックしたスコットは、見事なまでに肉食系男子だが、決して浮気者ではない。というか、仮に浮気なんぞしたら、 義姉 ねえ ちゃんたちにぶっ飛ばされてしまう。特にマリリンなんて、元旦那がダメンズなだけになおさら怒るハズだ。

 第三部に登場する 蓮華院清香 れんげいん さやか は彼女の生まれ変わりかもしれない。どちらもアスターティの親友であり、人に好かれやすい温和な人柄である。

 

 11月21日生まれ。身長167cm。好物はポテトグラタン、パンプキンパイ、キャラメルマキアート琥珀糖、桃。姉たちとは違って少食である。三姉妹の中で一番「家庭的」イメージが強い「癒やし系」だが、さほど同性に嫌われていないのは、本当に「性格が良い」と見なされているからだろう。

 世間一般の同性全般に対してあれこれ複雑な思いを抱くアスターティも、彼女に対しては素直に好感を抱いている。フォースティンの家庭的かつ温和な印象とは、第一部『恋愛栽培』の主人公花川加奈子と同じく、決して男性をたぶらかすための演技ではないのだ(彼女たちは「器用な女」ではない)。そもそも、当人はいわゆる草食系女子なので、恋愛に対して積極的ではない。そんな彼女にとっては、スコットはまさしく初恋相手だったのだ。

 運動神経はそんなに良い方ではない。子供の頃からインドア志向であり、自分の部屋で本を読んだり、絵を描いたりするのを好んでいた。さらに、折り紙やジグソーパズルや透明な素材のグッズなどを好む。お菓子・デザートを作るのも、彼女の趣味であり、時々、リンゴなどの天然果汁を入れた琥珀糖を作る。彼女が絵を描くようになり、美大に進学するようになったのは、元々画家志望だった父ジャスパーの影響である。音楽に対する嗜好は、ロックよりもクラシック音楽を好む。

 

 人形の素体とヘッドは、ボークスのNEO-EBティーンズタイプ使用(ノーマルNEO素体のジェラルディンと比べて初々しい体型)。ただし、2024年1月27日以降はセキグチモモコドール素体に変更している。フォースタスやサーシャと同じく髪の色が微妙なメッシュ状態になっている(プラチナブロンドに銀色が混じっている)。アスターティのプラチナブロンドとは微妙に色合いが違う。姉たちが凛々しい顔立ちなのに対して、彼女は温和な顔立ちである。姉たちが母親似なのに対して、フォースティンは父親似のようだ。

 この子は「Avaloncity Dolls」の中では着せ替え人形としての汎用性が高い方だろう。以前の顔の塗装では、なぜか唇の色が『Zガンダム』のフォウ・ムラサメのようなラベンダーピンクだったが、着せ替え人形として、さらには写真モデルとして「使える」キャラクターにするために、自然なピンク系のメイクに描き変えた。

 NEO-EB素体は肩幅や腰幅が広めなので、合う服を調達するのが難しい。ミリタリー系アクションフィギュア素体ほどではないが、割と体格が良いので、モモコドール素体向けのドール服は着せられない。自分で服を作れれば良いのだが、不器用な私には難しいのね。まあ、前述の通りモモコドール素体に変更したので、着せ替えしやすくなった。

 フォースティンは「Avaloncity Dolls」としては、サーシャ・スチュワートと同じく本来は古株である。しかし、サーシャの記事にも書いてある通り、それまで作成したキャラクタードールたち全員の大々的な顔の再塗装によって、各自キャラクタードールとしての「再製作」をした。それにより、各キャラクタードールの顔の再塗装が終わった順番にシリアルナンバーが割り振られた。ただし、各キャラクターの誕生日の設定のほとんどは、最初に完成した日が元になっている。


【Gloria Gaynor - Never Can Say Goodbye】