Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.30/f.21 村雨信乃(Shino Murasame)

Shino Murasame

《No.30/f.21 村雨信乃(Shino Murasame)》

①「第二部」…アヴァロン連邦初代大統領アーサー・フォーチュンに協力した女性科学者。〈村雨エレクトロニクス〉社の創業者であり、同姓同名の②の先祖である。このアーサー・フォーチュンの「盟友」たちの子孫たちが、後の時代に大きな影響を与えている。二代目フォースタス・チャオもフォーチュン大統領の「盟友」の子孫である。

②「第二部」…村雨財閥のお嬢様。①の子孫。わずか13歳で大学を卒業した理系の天才少女。アヴァロン大学工学部卒業生。パンジア大陸の東の海にある島国 蓬莱 ホウライ 州にある〈村雨エレクトロニクス〉社の社長。趣味として、テディベア型の高性能ロボットを作っているが、彼女の友人エリカ・カラシニコフの持つテディベア型ロボット〈メリッサ〉もその一つである。

 パンクやロリータなどのKERA系・原宿系のファッションを好む。五つ子の弟たちがいる(もちろん、彼らはバールではなく天然の人間たちである)。この弟たちも、第三部の登場人物たちの先祖になるはずである。

③「第三部」…蓬莱の公家の娘で〈猫使い〉。前述の村雨家の子孫であり、吟遊詩人タリエシン・トラロックが語る『蓬莱剣劇伝奇』こと『満月の誓い』などに登場する。〈猫使い〉並びに〈犬使い〉とは要するに魔法戦士の一種であり、使役動物である〈マスコット〉すなわち使い魔を駆使する者たちである。犬使いは蓬莱では武士たちが主流派の東国に多く、猫使いは商人たちが主流派の西国に多い。他の国では、犬使いは遊牧民族に多く、猫使いは都会人に多い。

 この村雨信乃という人物もまた、「スターシステム」によって様々な物語に登場する。第一部にも、何らかの形で物語に出てくるだろう。もしかすると、『Avaloncity Stories』の枠組みから外れてしまう可能性すらあるかもしれない(第二部だと、アヴァロン星以外の植民惑星が舞台の話に彼女に相当するキャラクターが出てくる可能性がある)。もちろん、予定は未定だが、他の名前で何らかの話の登場人物になる可能性はある。

 

 5月5日生まれ。身長150cm(これは成人後も変わらない)。好物はぜんざい、クリームあんみつ、エビ天丼、水餃子。趣味は裁縫と機械いじりだが、前述の通り、彼女はそれでテディベア型ロボットを作っている。これらは通信端末などの機能があり、災害時などに色々と役立つようだ。第三部における彼女の同姓同名の子孫も、何らかの魔力を込めた人形を作っている。

 アーサー・フォーチュン大統領の盟友だった信乃も、ぬいぐるみや着せ替え人形の愛好家であり、地球史における着せ替え人形のレプリカを収集していた。フォースタス・チャオの先祖が立ち上げた一連の企業群に〈 邯鄲 ハンタン トイズ〉社があるのには、彼女の影響が少なからずあるのかもしれない。

 第三部の信乃は猫を 使い魔 マスコット として働かせるが、いずれの信乃も愛猫家である。村雨家の屋敷は「猫屋敷」と呼ばれている。

 

 信乃の人形にはボークスミディA(25cmサイズ)素体とCヘッドを使用している。この姿は、彼女の15歳の頃のイメージであるが、成人後も特にイメージは変わらないだろう。それにしても、我が「アヴァロンシティ・ドールズ」の女性陣はおかっぱ頭が多い(アスターティ・フォーチュン、ライラ・ハッチェンス、エリカ・カラシニコフなど)。おかっぱ頭以外でも、前髪ぱっつんで後ろ髪は伸ばしっぱなしの子が多い。まあ、それだけお人形の髪型作りは難しいのね。

 サラン樹脂などで出来ているドールヘアには「お湯パーマ」という技法で髪にクセをつけられるのだが、しかし、それでアフロヘアにするのは私のような素人には難しい。市販の既製品ドールで髪型がアフロヘアの場合、生身の人間のアフロヘアよりも髪の広がり(の比率)が大きい場合がある(人形自体の頭の大きさにもよるが)。ヒルダ・マーズやマリリン・ゲイナーのように、極細毛糸や水糸を植毛して、丸く刈り込む方が、お湯パーマよりもアフロヘアを作りやすいだろう。

 信乃は顔つきが個性的で、なおかつリカちゃんより背が高くモモコドールより背が低い25cmサイズなので、これまた着せ替え人形としての汎用性が低い(まあ、今はモモコドールにも信乃と同じくらいの身長のヴァージョンがあるのだが)。とはいえ、それが彼女の「アヴァロンシティ・ドール」らしさだと言える。和風のお姫様らしい格好が似合いそうなキャラクターとして、松永緋奈&緋月義姉妹がいるが、もっとお姫様らしい日本人女性設定のキャラクタードールを作りたい。


【Prince - Purple Rain】