Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

ハルの冬休み

ハルの冬休み①

 私は先月、久しぶりに新キャラクタードールを製作した。しかも、貴重な(小説の登場人物としての必然性がある)男性キャラクタードールである。この人物は、私が現在執筆中の新作小説の登場人物の一人で、愛称は「ハル」である。彼についての詳細は、問題の小説を完成させたらプロフィール記事を書いていく予定である。

 このハルの頭部はモモコドールヘッドに追加植毛と再塗装をしたもので、素体は六分の一男子図鑑エイト素体を使用している。このエイト素体はボークスの1/6廃番ドルフィー少年素体よりも筋肉質の体型なので、いわゆる「男の娘」キャラクタードールを作るのに向いているかどうかは、難しいところである。そもそも、ハル君自身、今さら女の子の格好なんてするのは嫌だろう。

 私は男の娘キャラクタードールも作りたいが、そのキャラクターはまずは「自作小説の登場人物」としての必然性がないと、難しい。現在執筆中だがプロットの段階に逆戻りしてしまった小説に「男の娘」を登場させる必然性は…現時点ではないけど、「夢の神様」次第ではそのようなキャラクターが出てくる可能性はある。

ハルの冬休み②

 全身像。このコートは彼の(一応)上司である私立探偵最上ファルコのお下がりである。元々バベルシティ上層部の住人だったハルは、自分が着たい服について色々と悩んでいたが、「超女社会」バベルシティでは「女子校の王子様」的な魅力の女性たちが、地球史上の日本における宝塚歌劇団の男役スターのような人気を得ている。しかし、ハルはあくまでも自分が「男」として生きているのを自覚し、それゆえに地下に降りた。

 地下エリア社会では、彼のような「アウトサイダー」たちにも居場所がある。ハルの上司であり、兄貴分であるファルコは、義賊集団〈ステイゴールド〉と共に、バベルシティから弾き飛ばされた弱者たちを助けていく。ハルは〈ステイゴールド〉の事実上の一員である。私の新作小説の主人公は、彼らバベルシティ地下エリアの「反乱分子」たちに力を貸す事になるのだ。

ハルの冬休み③

 なぜかヒーロー気取りのポーズを取るハル君。まあ、小説本編ではヒーローらしい活躍をする事になる。彼は独自の格闘術を身に着けており、時々コロシアムで小遣い稼ぎをしている。コロシアムにはサイボーグ格闘家たちも参戦するが、ハルはあくまでも生身の人間である。

ハルの冬休み④

 ハル君…。男の子でも十分はしたないポーズです(笑)。

ハルの冬休み⑤

 ハルがかぶっている帽子は男女兼用なので、そのうち女性キャラクタードールがこの帽子をかぶっている画像を当ブログに掲載するかもしれない。こういう汎用性があるアイテムが色々とほしいのね。

ハルの冬休み⑥

 後ろ髪だけが長いのを三つ編みにしている。これはフィクションならではの髪型だろう。

ハルの冬休み⑦

 ハルの三つ編みはちょうど真ん中ではなく、やや左寄りである。

ハルの冬休み⑧

 電話ボックスの中。この「大道具」である電話ボックスはメルカリで購入したものだが、ガラス板並びにガラス板代わりのアクリル板がはめ込まれていないので、窓は枠組みだけである。私の腕ではそれらをはめ込めないのだが、UVレジンを使うという手もあるか…? いや、下手すりゃ電話ボックス本体を台なしにしてしまう危険性があるので、あえて小細工をしない。

 ハルが登場する小説『Babelcity Explode』(仮題)は、果心居士と松永緋奈の娘が主人公だが、彼女と愉快な仲間たちの小説が完成したら、次は『Avaloncity Stories』第一部の中心となる者たちの物語を描いていく。その終盤は第一部と第二部を結びつけるものになっていくのだ。フォースタス・チャオとアスターティ・フォーチュンの魂は、果心と緋奈によって緑の星アヴァロンへと受け継がれていく。


【The Manhattan Transfer - Twilight Zone/Twilight Tone】