Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.24/f.17 ジェシカ・ウィニフレッド・キャクストン(Jessica Winifred Caxton)

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《No.24/f.17 ジェシカ・ウィニフレッド・キャクストン(Jessica Winifred Caxton)》

『Avaloncity Stories』第二部に登場するマロリー法律事務所の所長リチャード・オーガスト・マロリーの孫。リチャードの息子「テディ」ことセオドア・マロリーのそのまた息子であるブライアン・マロリーのいとこ。ローザ・マロリー・キャクストンの娘。ブライアンとは同年同日に同じ病院で生まれた。リチャードじいさんは、とにかく孫たちを猫かわいがりする。

 ジェシカもブライアンと同じく、二人のフォースタス、すなわちフォースタス・マツナガとフォースタス・チャオに懐いているし、アスターティ・フォーチュンにも懐いている。そう、全ての子供たちは幸せであるべきなのだ。

 成長したジェシカは普通のアヴァロンシティ市民(と言っても、後述の通り〈アガルタ〉の職員になるのだが)として幸せな人生を送るだろう。おそらくは、彼女も〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉によって「新人類」たちの祖先になるのだ。コートニー・サトクリフ大統領が言う通り、二つの大河が一つの流れに再合流していき、〈聖なる星〉から続く「人間讃歌」はさらに続いていく。

 

 6月22日生まれ。好物はカルボナーラパスタ、エビチリ、シュクメルリ、フェイジョアーダ、トゥンカロン(韓国風マカロン)。前述の通り、従兄弟ブライアンとは同じ病院で同年同日に生まれた。『ファウストの聖杯』終盤の時点で3歳。ブライアンらと同じく、アヴァロン連邦暦353年5月5日のパンジア大陸西部沖大地震を生き延びた。成人後は〈アガルタ〉の職員となり、そこで〈ソロモン・プロジェクト〉に参加し、バールたちとの間に「新人類」を生む事になる。

〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉は、アヴァロン連邦初代大統領アーサー・フォーチュンの理念から生まれた。それまで実質的に奴隷として扱われていたバールたちに「人権」を認め、社会の一員として認めて共存していくのが、彼の願いだった。〈アガルタ〉とは、彼の理念から生まれた研究機関であり、人類の「 しゅ 」としての存続のために存在する。その副産物として、様々な研究成果があるのだが、それらも第三部へとつながって行くのだ。

 いわゆる「マッチョマン」ことプレスター・ジョン・ホリデイなどの「右派」「保守派」「排他主義者」たちの非難とは裏腹に、バールたちと天然の人間たちとの融合は進んでいく。「全ての者たちのために世界はある。我らが母なる 惑星 ほし アヴァロンは、天然の人間たちもバールたちも問わず、この惑星に生きる全ての人民たちのためにあるのだ」…アーサー・フォーチュンと彼の仲間たちの願いは叶えられつつある。

 アヴァロン連邦崩壊(もしくは消滅)後も、〈アガルタ〉は第三部まで続いていく。しかし、表向きには実在の真偽が不明の伝説の都市として語り継がれていく。それは、〈アガルタ〉の分身である空中都市〈ヒメルシュタット〉、すなわち恒星間宇宙船アヴァロン号にも言える。第三部の〈アガルタ〉はアヴァロン帝国の「カーテンの奥」にある。

 

 人形はダイソー「世界のお友達」の再植毛カスタム。小学校入学前の幼児の姿なので、身長の設定はない。従兄弟ブライアンと同じく、「ケニア」の女の子ドールが元になっている。元はショートヘアだったが、再植毛してお湯パーマをかけている。「ケニア」の女の子ドールをモチーフにしている事からも明らかなように、ジェシカは黒人の女の子である。彼女は前述の通り、アヴァロン連邦暦353年5月5日のパンジア大陸西部沖大地震を生き延びて成人するが、成人後のドール化の予定はない。

 このサイズのお人形の服といえば、ミキちゃんマキちゃん用か、オビツ11用だが、そのサイズの服なども色々と調達したいものである。ただし、オビツ11自体は中性・無性的な造形のようだが、オビツ11用の服の多くは女の子用のものなので、男の子用の服を調達するのは難しいだろう。まあ、地道にフリマアプリやネットオークションなどで確かめてみよう。

 この子の人形も「スターシステム」に基づき、他の話で他のキャラクターを演じるだろう。多分、第一部にも彼女の出番がある話があるだろうが、いつ書けるかは当然、予定は未定である。まあ、小説の内容とは無関係に写真の被写体になるが、それはもちろん、全てのキャラクタードールたちに言える。


【Allman Brothers Band - Jessica】