Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

King & Queen

King & Queen①

 当ブログでは久しぶりにオリジナルキャラクタードールの写真を披露する。我が『Avaloncity Stories』の「King & Queen」、フォースタス・チャオとアスターティ・フォーチュンである。フォースタスはメインブログのこの記事(注.そのうち当ブログに転載する予定です)のコーディネートにパラボックスで購入した変形ベストを付け足しているが、アスターティのコーディネートは〈あちゃちゅむ〉モモコドールのブラウスや靴下にボークス『Who's That Girl?』(以下、WTG)などのアイテムを組み合わせたものである。

 本来ならば、アスターティにはWTGのゴシック系デザインのベストを着せるつもりだったが、WTGの〈カナ〉と〈まみ〉に使われているビューティーS素体はモモコドールと同じくらいの細身であり、アスターティに使用しているビューティーB素体はS素体より肩幅が広いので、問題のベストを着せられなかった。私は「他に良いアウターはないのか?」とあせり、衣装箱を漁ってみたら、黒いジェニー用コートを見つけたので、苦肉の策として着せてみた。

 結果的に、本来の構想よりもカジュアルな仕上がりになったが、とりあえず、違和感がないので良かった。

King & Queen②

 当記事の一連の写真は季節感が曖昧な仕上がりになっているが、夏だとこういうコーディネートにはしないハズだ。それはさておき、この写真はやたらと遠近感があるのだが、もちろん互いにそんなに離れてはいない。複数の人形を並べて写真を撮るのは、実に難しい。同じ1/6サイズのお人形でも、頭の大きさの違いがあるからね。

 モモコドールとリカちゃん・ジェニー系着せ替え人形を並べて撮影するのは、色々と厳しい。モモコと他メーカーの人形を並べて撮影するなら、〈杏〉やWTG〈カナ〉と〈まみ〉のように頭の大きさが近いものが望ましい(余談だが、杏の横顔はモモコに似ている)。逆に言えば、リカちゃん・ジェニー系の着せ替え人形は、同様の系統の人形と並べて撮影するのが望ましいのだ。現在我が家にいるジェニー系着せ替え人形は〈モモリータジェニー〉と再植毛シオンくらいである。

 いわゆる「ガールズバンド」という設定の集合写真を撮りたいが、そのような事態にこそ、それぞれの頭の大きさを釣り合わせる必要があるのだ。ジェニー系であれば、新たに〈たまき〉や〈サヤカ〉をお迎えしたいのね。

King & Queen③

 いわゆるペアルックではないが、赤と黒を基調にしたコーディネートであるのは同じだ。しかし、アスターティの格好が外出着らしいのに対して、フォースタスの格好は何だかステージ衣装のようである。シャツやズボンはパンク系だけど、変形ベストはヴィジュアル系ミュージシャンの衣装にありそうな気がする。

King & Queen④

 酒とバラの日々…という言葉が似合うような画像効果だが、フォースタスとアスターティは下戸だし、いわゆる「英雄色を好む」タイプではない。ちなみに私はあくまでも、フィクションの中の登場人物としての「英雄色を好む」キャラクターは好きだが、それはあくまでも「フィクションだからこそ魅力的」だからなのである。例えば、『ファイブスター物語』の剣聖ダグラス・カイエンが典型例だろう。『蒼天航路』の曹操は、史実の時点でそういう人物像であるのだが、まあ、昔の人だから仕方ないと言わざるを得ない。

 現代の有名人が「英雄色を好む」を気取るのは、むしろ滑稽で痛々しいと、私は思う。それよりも、たった一人の相手を一途に大切にするという状況の方が、私にとっては「萌え」シチュエーションなのだ(いわゆる「ハーレム系」フィクションは基本的に苦手である)。あ、ゴールドシップのような種牡馬はさすがに例外ね。彼はまさしく「英雄色を好む」と呼ぶにふさわしい魅力的なお馬さんだ。仮にゴルシちゃんが人間の男性だったら、まさしく『蒼天航路曹操やカイエンみたいなキャラクターになるだろう。

King & Queen⑤

 私はフォースタスの髪型の表現に苦労した。より自然な襟足になるように追加植毛をしたのだが、買い足したドールヘアの色が微妙に違っていたので、それをごまかすための「メッシュ植毛」をした。それで、髪の毛の量が多くなっている。

King & Queen⑥

 フォースタスの素体は黄変しているので、肌の露出度が高い格好での撮影は避けたい。私自身の人形の管理が悪かったのだが、現在はほとんどの人形を全裸で箱にしまっている。それに使うために買いためているのが無印良品の「自立収納できるキャリーケース・A4用・ホワイトグレー」なのだが、これはあるドールブロガーさんの記事で知ったものだ。もっと早く知っていれば良かったのね。

 とりあえず、現時点ではアマゾンで購入したギフト用紙箱の底に梱包材を敷いたものに人形を収納しているが、そのうち上記のケースに移し替えるつもりである。

King & Queen⑦

 もう一組の「King & Queen」、果心居士と松永緋奈の写真も撮りたいのだが、まだまだ衣装が足りないので難しい。特に、果心はボークスのNEO-GUY素体使用というマッチョ体型なので、服を調達するのが困難なのだ。男性ドール用のものなら、靴も足りない。

King & Queen⑧

 愛だねぇ。この二人の生みの親である私にとっても、幸せであってほしい二人。

King & Queen⑨

 フォースタスとアスターティは5歳の年の差があるのだが、色々な意味で同年代に見える。フォースタスが若々しいのか、アスターティが大人っぽいのか?

 私は当初、『Avaloncity Stories』第二部のこの二人の年の差を10歳ほどにしていたのだが、現在の日本社会では「愛さえあれば年の差なんて」という恋愛観に対して嫌悪感を抱く人たちが目立つようになったので、私自身、この二人の年の差を見直すようになった。そもそも、そこまで年の差を広げる必要はないし、だからといって同年代にするのも無理がある関係性なので、ギリギリの妥協点として5歳差に設定変更した。

 年の差といえば、『シュトヘル』のシュトヘルとユルールや『ゴールデンカムイ』の杉元とアシㇼパがいるけど、『シュトヘル』の二人や『金カム』の二人が最終的にいわゆる「男女の仲」になったのかは不明である。『シュトヘル』の二人は最終的に恋愛関係になっても良いが、杉元とアシㇼパは「性差を超えた友情」で結びついた関係性だと、私は思いたい。私は男女間の友情を頭ごなしに全否定する人たちは苦手なのだが、それを言うなら、本当に「性差を超えた愛」だと言えるのは同性愛ではなく異性愛の方なんだよね。

King & Queen⑩

 全身像。フォースタスはパンク風味で、アスターティは甘辛コーデになっている。緋奈とアスターティは多分、ヴィヴィアン・ウエストウッドの「アーマーリング」や「ラブジャケット」が似合う。


【布袋寅泰 - King & Queen】