Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.17/f.14 クラリス・ブリジット・ゲイナー(Clarice Brigit Gaynor)

Clarice Gaynor

《No.17/f.14 クラリス・ブリジット・ゲイナー(Clarice Brigit Gaynor)》

『Avaloncity Stories』第二部に登場するマリリン・ゲイナーの次女で、アリスの妹。ジェラルディンとフォースティンの姪で、特に、フォースティンになついている(外見的にフォースティンの幼児時代に似ているようだ)。しかし、この子も『Fortune』終盤での大震災で、母や姉と共に亡くなった。享年6歳。

 とりあえず、姉アリスと同じく、「歴史のif」的な意味合いでの別年齢ヴァージョンのドール化はしない。そのようなドール化をするくらいならば、新キャラクターを作る方が良い。しかし、仮にこの子の成人した姿をイラスト化並びにドール化するならば、叔母フォースティンに似ているハズである。

 クラリスも姉アリスと同じく、フォースティンが絵本の読み聞かせをしてくれるのが好きであり、彼女もフォースティンからもらったぬいぐるみを大切にしている。フォースティン自身も、ウサギやテディベアなどのぬいぐるみを部屋に飾っている。そもそも、彼女たちゲイナー家の邸宅自体が、あちこちにぬいぐるみを飾っているのだ。中には、等身大のワニのぬいぐるみまでもある。これは、クラリスの母マリリンのお気に入りだ。

 ゲイナー家がぬいぐるみまみれだったのは、生きたペットを飼う代わりだった(ただし、三姉妹の両親がクリニックを経営していた頃は犬を飼っていたが、両親がクリニックをジェラルディンに引き継いだ際に犬を連れて行った)。まともにペットの世話を出来るだけの時間的余裕がないので、代わりにぬいぐるみをかわいがるのだ。

 

 10月15日生まれ。この人形での年齢設定は『ファウストの聖杯』終盤の時点での4歳だ。好物はカスタードプリン、デミグラスハンバーグ、玉子サンドイッチ。この子は、叔母フォースティンが作る料理やお菓子が大好きだ。マリリンよりフォースティンの方が家庭的な人なのだが、フォースティン自身は(そして、もちろん姉たちも)あざとく家庭的なキャラクターを演出するような女性ではない。

 クラリスは成人並びに思春期・ティーンエイジャー設定の人物ではないので、どれだけの身長かの設定はない。さらに、他のキャラクターたち全般に言える事として、体重やスリーサイズなどの明確な設定もほぼない。なぜなら、それらは物語上の条件次第で様子が変わるものだからである。だから、ティーンエイジャー未満の子供に設定しているキャラクタードールには、基本的に明確な身長の設定をしていない。

 余談だが、アスターティ・フォーチュンの脚の長さが股下90cmくらいで、スリーサイズが大体『ウマ娘』のゴールドシップと同じくらい(B88・W55・H88)というイメージがあるが、他のキャラクターたちのその辺の事情については、あえて曖昧にしている。少なくとも、アスターティはその身長(168cm)や体型からして、体重が55kg未満だというのはあり得ない。

 

 人形はダイソーで数年前に発売されていた「世界のお友達」のカスタム(再植毛と再塗装)。母親や姉とは違って、自然な金髪である。マリリンの髪色は「染めているから」と説明出来るが、アリスの髪色は失敗だった。あの黄色のドールヘアの商品名が「ゴールド」とは実に紛らわしい。まあ、勝手に勘違いした私が悪いのだが。マリリンの本来の髪色は、アスターティやフォースティンに似たプラチナブロンドである。

 この「世界のお友達」シリーズはバービーの妹ケリーと同じくらいの大きさで、すでに廃番になっているので、入手するならば、ネットオークションやフリマアプリなどを利用して探すのが良いだろう。ネットで「世界のお友達 カスタム」で検索してみると、色々とカスタマイズドールの画像が見つかる。実際に入手してカスタムするならば、場合によっては増毛のための再植毛をする必要がある(そのままだと、必要最低限の植毛しかされていないので、地肌が見える恐れがある)。ただし、この「世界のお友達」のヘッドは硬めの材質なので、取り扱いは要注意だ。

 クラリスら幼児キャラクターは、衣装を探すのが難しいかな? と思ったが、どうやらオビツ11ボディ用の服が良さそうである。今時の1/6ドールファン界では27cmサイズよりもオビツ11のようなちびキャラたちが人気のようだが、成人体型の1/6ドールの人気も再燃してもらいたいものである。


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