Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

No.27/f.19 ショチケツァル/ロージー・マニャール(Xochiquetzal / Rosie Magnard)3歳ヴァージョン

Xochiquetzal(Rosie)3years

《No.27/f.19 ショチケツァル/ロージー・マニャール(Xochiquetzal / Rosie Magnard)3歳ヴァージョン》

 この子はショチケツァル(ロージー)の3歳ヴァージョンである。一人のキャラクターで複数の人形化を果たしているのは、現時点では彼女だけである。しかし、タラニスとスリスの成人後の姿をドール化する可能性が生じたので、ロージーは「唯一の例外」ではなくなる。彼女についての詳しい説明は、他ヴァージョンの記事にあるが、当記事はその補足である。

 成人後の彼女はレズビアンであり、男性との性行為はしない。それゆえに、彼女は〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉においては、人工授精で妊娠・出産する事になる。彼女は天然の人間女性と結婚するが、相手は〈アガルタ〉とは関係ない一般人である。ロージー自身はアガルタの職員になるので、パートナーは自分たちの身の安全のためにアガルタ特別区に引っ越して、彼女と一緒に暮らすようになる。このパートナーは人工授精でロージーの兄ロジエ(ショチピリ)の子を妊娠・出産する。

 もちろん、このカップルは自分たちそれぞれの妊娠・出産のタイミングを調整しているが、それも〈アガルタ〉の全面的サポートのおかげである。ロージーは4人、パートナーは3人の子を産み、7人兄弟姉妹の家庭になる。ロージーが産んだ子供たちのうち、少なくとも一人は『Fortune』のマイケル・クリシュナ・ランバートの子供である。

 フォースタス・チャオは、非業の死を遂げた親友がこのような形で子孫を残したのに対して安心した。彼ら惑星アヴァロンの人民たちの子孫たちこそが『Avaloncity Stories』第三部の物語を作っていくのだ。

 

 4月28日生まれ。好物は17歳ヴァージョンと同じ。この幼児版ロージーには身長の設定はない。17歳ヴァージョンの身長の設定(165cm)こそが、成人後の身長である。兄のロジエも多分、身長170cmで成長が止まる。少なくとも、この兄妹はタラニスやスリスほどにはゴツくはならず、妖精のような美しさを老いてもなお保ち続けるだろう。

 タラニスやスリスが生きていた時代は、バールと天然の人間のプロスポーツがそれぞれ別物になっていたが、〈アガルタ・ソロモン・プロジェクト〉によってバールと天然の人間との融合が進み、「新人類」たちが一般社会に浸透している。それゆえに、密かにバールと天然の人間との間に生まれた者たちが少なからずいる。それに対して抵抗を続けるのが、かつての地球文明にあったキリスト教原理主義並びにナチズム・ファシズムの流れをくむカルト教団〈ジ・オ〉並びにその政治部門である政党〈神の塔〉である。

 連邦政府、〈ジ・オ〉教団、様々なマフィア組織などの裏社会、各州の独立派らが群雄割拠となり、アヴァロン連邦は混沌の時代へと突入していく。そして、神話の如き3000年ほどの月日が経ち、第三部の物語につながって行く。

「歴史は生き物だ。そして、我々はその細胞組織なんだよ」

 地球史の時代から生まれ変わりを繰り返して生き延びるタリエシン・トラロックは言う。彼は厳密に言えば「神」ではないが、神々に等しい年月を生き続け、見届けていた。彼は〈聖なる星〉から伝わる歌を歌い、物語を語り伝える。かつての〈アガルタ〉の総長シャマシュ公も、彼のように人類を見守っていた。

 

 人形は、クラリス・ゲイナーらと同じくダイソー「世界のお友達」の再植毛・再塗装である。同じロージー・マニャールというキャラクターでも、10歳ヴァージョンとは違って、ちゃんと子供らしいかわいらしさがある。私が「世界のお友達」人形をカスタムした子たちの中では、一番気に入っている。この子たちのために色々と服や靴などを調達したいが、女の子設定のこのサイズならば、比較的服を入手しやすい。

 問題は男の子設定のキャラクターなのだが、同じ事は成人男性設定のキャラクターたちにも言える。特に、男性型素体は色々と体格・体型があるので、それらに合う服を見つけるのは難しい。女性型素体でも、ミリタリー系アクションフィギュア素体だと、なかなか合う服を入手しづらい。

 例えば、ボークスの廃番済み少年・青年型1/6ドール素体は、ある程度は同じくらいの大きさの女性型ドール服を着せられる。しかし、いわゆるミリタリー系のアクションフィギュア素体だと、これは服や靴などを調達するのが難しい。こういう時に頼りになるのが、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやネットオークションなのだが、こちらと出品者側双方のタイミングが難しい。すでに別の人たちが落札している事が少なくないからね。


【MISIA - sweetness】