Avaloncity Dolls

私、「信頼出来ない語り手」明智紫苑の自作小説とカスタマイズドール中心の我楽多ブログです。

秋色乙女

秋の女神①  

 私のライフワーク『Avaloncity Stories』のメインヒロイン、アスターティ・フォーチュン(Astarte Fortune)の人形に、秋らしくオシャレな服を着せてみた。

 これはいわゆるロリータファッションであり、本来ならば、クールビューティーアスターティには似合わないジャンルのファッションである。しかし、このコーディネートは甘々のピンクではなく、白黒ならぬ紅白ハッキリした色使いで、硬質な美貌のアスターティにはそれなりに似合うと思う。

 さらに、この衣装が似合いそうなお人形は意外と少なくないかもしれない。案外、黒人女性ドールに着せてもハマるかもしれないのだ。そのうち、最近アマゾンで購入したバービーの「Made to Move」シリーズの黒人ドールをカスタムしてこの衣装を着せてみたい。自作小説のヒロインをドール化するつもりだ。

 この衣装一式は、プーリップとロリータファッションブランド「Angelic Pretty」とのコラボレーション商品「プルパーテ」が着ていたものである。プーリップはかなり細身のボディなので、その衣装はボークスのグラマラスなビューティーB素体を使っているアスターティには着せられないかな? と思ったら、意外な事に着せられた。

 プーリップのボディは27cmよりも25cmサイズに近いので、その分細身だ。27cmボディで細身のものだと、セキグチ並びにペットワークスのmomokoや、ボークスのビューティーSボディがある(さらに、セキグチのユノアクルスライトも同じくらいの体格のようだ)。これくらい細身だと、プーリップの服はある程度ならば着せられるだろう。それにしても、ボークスの「Whos that girl ?」や「ロストエンジェルス」の新作が出なくなったのは実に残念だ。新しい1/6素体の開発の噂を以前聞いたような気がするが、結局どうなっているのかな?

 

秋の女神②  

 かわいい足元。この靴はアゾンインターナショナル社の製品だ。本来の「プルパーテ」の付属品の靴はキツ過ぎてアスターティには履かせられない。ちなみにアスターティのビューティーB素体は、膝から下をNEO-EB素体のものと取り替えている。

 この娘は身長168cmで脚が長いという設定なので、このカスタムは必要だった。膝の二重関節がある分、脚が長くなるのだ。まあ、ビューティー素体はそのままだと正座が出来ない膝だから取り替えたというのもあるのだな。オビツボディで、ノーマルボディの脚をもう1cm長くした女性型素体があれば良いのだがなぁ。あちらは男性型のスリムボディに脚の長さを変えられるパーツが付いているのだが、今のところ女性型ボディにはそういうのはない。

 

秋の女神③  

 かわいいお手々。本来、アスターティの爪の色は唇と同じ淡いパールピンクだが、当記事の写真撮影のため、アスターティの素体と同様のカスタムをしている上に爪を真っ赤に塗っている別の素体を使用した。その別の素体は、そのうち別のキャラクターを作るために用意しているものだ。

 

秋の女神④

 頭につけている大きなリボンのカチューシャは、靴と同じくアゾンの製品(ただし、カチューシャ部分は他社ドールの付属品だったものと取り替えている)だが、アスターティがつけるとずいぶんとコスプレめいている。ロリータファッション愛好家の方々は「ロリータはコスプレではない!」と主張しているようだが、さすがに着る人次第ではコスプレめいたスタイルになってしまうのね。

 それにしても、2017年に原宿系ファッション誌であるKERAが紙媒体としては休刊してしまったのは、実に残念だ。KERAとは全く違う方向性の雑誌だが、ギャル系雑誌の代表格であるeggが一度休刊してから復活したのは奇跡だったと、私は思う。

 まあ、そもそも雑誌業界自体の厳しさが問題だろう。付録に頼るファッション誌がいい例だが、現在の日本の不況では、なかなか雑誌を買う余裕がない人が少なくないだろう(そもそも私自身、『ファイブスター物語』が休載中のニュータイプ誌は買わないし)。インターネットの普及のあおりを受けて休刊した雑誌は、少なからずあるだろう。オタク系サブカルチャー雑誌であるファンロードKERAと同じく紙媒体として休刊したのも、ネット文化に「客」を奪われたからだ。ピクシブなどのイラスト投稿サイトがいい例だ。

 

秋の女神⑤  

 この娘は外見上は「かわいい」ではなく「かっこいい」タイプのキャラクターなのだが、そんな彼女がこういう格好をするのは道化めいている。やはり、この娘がロリータ系の服を着ても、単なるコスプレ以外の何物でもないんだな。この娘はクールビューティー系の顔立ちからして、着せ替え人形としての汎用性が低いのだ。

 やはり、「本職」の着せ替え人形にはかなわないのね。

 

秋の女神⑥

 うさぎさんたちと一緒。こういう動物フィギュアは色々とほしいが、1/6ドールと釣り合うのを見つけるのは難しい。

 

秋の女神⑦ 

 結局、一番違和感がないのはこの後ろ姿なのね…失敬!

 

秋の女神⑧ 

 最後の1枚。


【松田聖子 - 風は秋色】  泣き虫なのは、あなたのせいよ。